こんばんは。今日は気になっていたことを掘り下げてみます。
突然ですが、この選手の能力って俊足巧打で打率が残りそうじゃないですか。みなさんはどのくらいの能力を残しそうに見えるでしょうか。
この選手、実際起用してみると打率.200を下回るわ、OPS.600にも届かないわという大惨事で、見事に期待を裏切られました。一方で、長打力・ミート・走力全部Dでも打率.250台、OPS.600台だというのに。
そこで、打撃成績の良し悪しに能力ってどう影響しているのかな?と気になったわけです。今日はそんな内容の記事です。
【目次】
- 1.サンプル選手とOPS
- 2.OPSと長打力・ミート・走力の関係
- 3.合計能力値とOPS
- 4.ミートと走力、どちらの影響のほうが強いか
- 5.長打力と走力
- 6.長打力とミート
- 7.細かい微調整の要素がある?
- 8.まとめ
1.サンプル選手とOPS
まず、今回調査対象とした選手はこちら。
今回は、500打席以上立った選手のOPSと、その能力の関連を探っていこうと思っています。OPSの色分けは能力(A~G)の色分けとある程度リンクするように振り分けており、.900台以上をAランク、.800台をBランク、.700台をCランク、.600台をDランクと同じ色としました。名前のとこの色はパワプロとかプロスピ的なポジション別の色分けです。サンプル数があまりにも少ないので、統計としての信用度は正直ないに等しいかもしれませんが、まあなんとなく傾向が見えればいいかなー程度で考えているので。
2.OPSと長打力・ミート・走力の関係
では、これらの選手の長打力・ミート・走力はどのような感じか。
関連があるようなないような。正直分かりづらいので各能力の影響について細かい検討は後回しにしましょう。
3.合計能力値とOPS
続いて、各能力の合計値とOPSの比較をしてみましょう。
合計値の順位とOPSの順位は、それなりにリンクしているようにも見えます。まあ、正直予想できていたことです。気になるのは、3能力とも与える影響が同程度なのか?ということです。たとえば山崎と伊藤雄って、合計値は大差ないのにOPSで.200も変わっています。これは単なる外れ値なのか何か関連があるのか、それを探っていきたいと思います。
4.ミートと走力、どちらの影響のほうが強いか
ということで、3能力のうちひとつを選び、残りの2つの一方との合計値をそれぞれ算出しました。まずここでは「長打力+ミート」と「長打力+走力」の比較をしたいと思います。
どちらを見ても、OPSの順位とけっこう近いです。強いて言えば「長打力+走力」のほうが関連性が大きいようには見えますが果たしでどうでしょうか。
5.長打力と走力
続いて、同じ要領で「ミート+長打力」と「ミート+走力」の比較です。
こちらの比較では、どちらが近いか一目瞭然です。このことから長打力のほうが走力よりも与える影響が大きいのではないか?と推定されます。
6.長打力とミート
では、「走力+長打力」と「走力+ミート」ではどうでしょうか。
こちらも明らかに違います。これを比較すると長打力のほうがミートよりも影響が大きいですね。
7.細かい微調整の要素がある?
以上から「①基本的には合計値による、②個別に見ると長打力>走力≧ミート」ではないか?という風に推定できるのですが、必ずしもそのとおりの順位ではないのでさらに考察してみます。
⑴ 長打力40000以上のボーナス補正&長打力20000以下のマイナス補正?
先程、どうやら長打力の影響が強そうだという話をしましたが、ちょっとそこを掘り下げてみたいと思います。
上段3名は渡辺とその比較、下段3名は山崎とその比較&伊藤雄とその比較です。渡辺と山崎は長打力40000以上、伊藤は長打力20000以下という選手です。
まず上段3名ですが、合計値はだいたい90000です。そんな中、渡辺だけOPSが突出しています。.150も違うとなると明らかに何か要因があると考えるのが自然でしょう。
そして下段3名、こちらは合計値が83000前後といった選手たち。しかしOPSはそれぞれ.100くらい違います。これだけ長打力20000未満で一気に落ちるとなると、冒頭の長打力E・ミートB・走力Bの選手が使い物にならなかったというのも頷けます。
ということでここで提唱するのが、上記の補正がもしかしたらあるんじゃね?っていう仮説です。
⑵ 左打者ボーナス補正?
このOPSがほぼ同じ.780前後の4選手ですが、合計値は上2名と下2名で5000くらいの差があります。ただ、これ左打者の2名は、合計値を5%ボーナス付与するとだいたい4名の値が同じになるんですよね。そこで、こんな少ないサンプルでは仮説レベルでしかないのですが「左打者は合計値に5%補正で付加される」のでは?という仮説を提唱したいと思います。
8.まとめ
今回出したデータ・能力をまとめてみました。
いくつか推測や仮説を述べていますが、いかんせんサンプル数が少なすぎて参考になりづらい面があります。なので、間違ってる話もあるかもしれません。あくまで参考程度に。ただ、こうやって自ら検証してみるのも面白かったりするので、みなさんもぜひこういうことを調べてみてはいかがでしょうか。